【新唐人2015年12月18日】
第2回「世界インターネット大会」が、16日-18日の間、浙江省烏鎮(うちん)で開催されています。地方政府は、人口1万人の烏鎮で4万人余の「治安維持人員」を配置し、来訪時の検査を行い、観光客の出入りも禁止されています。
大会には、米中の主要IT企業が参加しています。習近平国家主席も16日、出席し、ネット管理についての演説を行いました。
人口1万人の大会開催地烏鎮には、12日から、二つの師団、特警、武装警察計4万人余が進駐しました。
地元の人は、「烏鎮隣接の町でも主要道路に検問所が設置され、公共交通の乗客の荷物は全部開いて検査され、観光客はもう烏鎮に入れない」と、新唐人記者に告げました。また烏鎮の旅館経営者の王氏は、「地元旅館やホテルが全部軍警察と警備でいっぱいになった」と、述べています。
烏鎮の旅館経営者 王さん
「大会安全検査の役人がうちの旅館を貸し切って、8室に16名が泊まる観光客はもういないし、入ることができず、出入つりにも許可証が要求される」
「地元住民の行動も制限されて、通行許可証がないと外出できない。食糧を大量に買い貯めして、できる限り外へ出ない」と、王氏は述べています。軽機関銃を持つ武装警官と私服警官は3歩から5歩間隔で見張り、狙撃手も配置され、戦車と装甲車も出動、厳重に警備しています。
浙江省と隣接している江蘇省の陳情者への威嚇と嫌がらせもあったそうです。
江蘇省無錫(むしゃく)市の陳情者 丁芬(ディン フェン)さん
「私たちは浙江省桐郷(とうきょう)へ服を買いに行こうとしたところ、無錫市当局があまりに緊張して、出発したばかりのバスを止めて、たくさんのパトカーと特警がバスを包囲した。私たちを誰だと思ったのか?本物のテロも捕まえられないくせに」
「去年烏鎮でインターネット大会を開催した時には、人権派ウェブサイト『六四天網』のボランティア7人が逮捕され、今でも6人が勾留中である」と、同サイト責任者の黄琦(ホワン チイ)氏は述べています。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/gb/2015/12/15/a1241682.html (中国語)
(翻訳/Ann ナレーター/大口 映像編集/李)